京都大学東南アジア地域研究研究所 情報処理室

【注意喚起】 Windows 10への強制アップグレードスケジュールの抑制について

各位

特にここ最近、意図せず勝手に Windows 10へのアップグレードをされてしまい、

  1. パソコンが動作しなくなった
  2. セキュリティソフトが動かなくなった
  3. Microsoft Office (Word/Excel/PowerPoint)が動かなくなった

などのトラブルが多発しています。

特にWindows 10に対応していない端末や対応していたとしても Windows 10専用のドライバを更新しないと動作しない場合もあります。それらの情報は端末メーカーのウェブサイトを確認してみてください。

そのため Windows 10へのアップグレードがすぐに必要な場合を除き、Windows 10へのアップグレードを抑止する設定を推奨致します。

Microsoft Officeのライセンス再認証について

Windows 10にアップグレードされた場合には、Microsoft Officeのライセンス認証を再度確認してください。現在確認できているところでは、再度ライセンス認証が必要になってしまい、何度かの起動後(30回程度)に突然 Officeが利用できなくなるようです。

ライセンス認証の方法については Microsoftのサポートページをご参照ください。
再認証が必要な場合には、プロダクトキーの再入力が必要になります。

Windows 10が悪いわけではない

Windows 10はセキュリティを含む様々な点で強化されていますし、最新OSを利用すること自体は推奨します。しかしながら、OSの無計画なアップグレードは推奨しません。今回のように意図しないアップグレードによって業務に支障が出るためです。

Windows 10への無償アップグレードは 2016年7月29日まで

アップグレードをされる際には

  1. 事前にPCメーカーや利用ソフトウェアのウェブサイトからアップグレードに必要な情報を収集
  2. データのバックアップ
  3. 業務用ならIT管理部門と相談

した上で、さらに十分に時間がある時を選んで慎重に実施してください。
計画的にアップグレードすることについては、推奨します。

Windows 10へのアップグレード

  1. 下記の抑止ツールにて、抑止設定を解除する
  2. Windows 10へのアップグレードメディアを作成し、手動でアップデートする

の2通りの方法があります。「1」のケースで、アップグレードする日時を指定したい場合には

Windows 10 にアップグレードする予定を取り消す方法を教えてください。」(富士通)

などを参考に、日時を設定してみてください。

Windows 10へのアップグレード抑止ツールについて

に書かれたツールを利用する方法がお勧めします。

Microsoftからの公式ツールが出ています、一部レジストリを触る必要があり、操作をあやまればOSが起動しなくなる恐れがあります。

Windows へアップグレードしてしまった場合

本研究所所員であれば、情報処理室へご連絡ください。
すぐに連絡ができない場合には、セキュリティソフト(ESET)が動作していること(ESETが起動し、ウィルス定義をアップデートできること)を確認してください。

またOSをご自身で元に戻したい場合

を参考にしてください。そしてOSを元に戻した後は、セキュリティソフト(ESET)が動作していること(ESETが起動し、ウィルス定義をアップデートできること)を確認してください。もし動作していなければ

より再度 ESETをダウンロードした後、動作しなくなったESETを削除し、ダウンロードしたESETカスタムパッケージをインストールしてください。

2016年5月26日 情報処理室長・木谷

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