各位
インターネットの台頭で様々なサービスが生まれ、それらはメールアドレスをベースとしたIDで管理されるものがほとんどになってきています。このIDとパスワードはサービス側の脆弱性による漏洩、利用者からの漏洩(フィッシング含む)など様々な理由で漏洩する場合があります。その場合には、それぞれのサービスだけでなく、同じパスワードを様々なサイトで使いまわしている場合には、他のサービスまで影響を受けることがあります。
2018年9月25日(米国時間)、自分のメールアドレスをIDについて、どのサービスでパスワード漏洩しているのかをチェックするツール、Firefox Monitor を Mozilla が公開しました。
メールアドレスを入力するだけでチェックできる上に、メールアドレスを登録しておけば、今後の漏洩時の通知もしてくれます。
手軽にできますので、ぜひ一度、本研究所メールアドレスだけでなく個人的に持っているものも含めてチェックしてみてください。
もし、該当サービスがあるのであれば、
- 該当サービスのパスワード変更
- 該当サービスでの2段階認証の有効(可能な場合のみ)
- 重要なサービスで、パスワードの使い回しをしていないことの確認
をしてアカウントのセキュリティを強化していただきますようお願いいたします。
※あくまでFirefox Monitor が利用している漏洩データベースを参照しているのであって、検知なしでも100%安全というわけではありません。
参考:情報漏えい被害が確認できる「Firefox Monitor」
2018年9月28日 情報処理室長・木谷