KUINS IKEv2 (VPN) が接続できても学内サービスを利用できない場合

各位

京都大学のVPNの1つ「IKEv2」において、接続できても学内ネットワークに接続できていない場合があり、学内サービスを利用できないという問い合わせが増えています。これらのケースで共通しているのが

  • 学内ネットワークに接続できていない
  • IPv6ネットワークを使っている

という状況です。

テレワークも増えており、同じような状況になった場合には下記を参考に対応してみてください。

STEP 1.  IKEv2接続後の利用しているIPアドレスをチェックする

https://whatismyipaddress.com/

など現在利用中のネットワークが外から見てどのGlobal IPアドレス(動的に変化する)を使っているのかをチェックします。もし 京都大学ネットワークに接続できているのであれば、外部からみたGlobal IPアドレスのうち IPv4は、下記のどこかの範囲内になります。

  • 130.54.○○.△△
  • 133.3.○○.△△

もし上記IPアドレス以外であれば、VPNを通じて学内ネットワークに接続できていないことになります。その場合には下記を参考に対策してみてください。

STEP 2. 対策を講じる

方法1. 他のVPNを試してみる

OpenVPNは比較的容易に利用できるため、こちらの設定をためしてみてください。
ただし共用端末でテレワーク時に一時的に借り受ける場合であれば、クライアント証明の管理が難しい場合もあり、方法2のほうがオススメです。

マニュアル:https://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/kuins/vpn/use/openvpn.html

方法2. IPv6を無効にし、IPv4通信にしてみる

利用しているインターネットプロバイダが、IPv6, IPv4両対応している必要があります。また、IPv6の何らかのサービスを使っている場合(ネットワークプリンタ等)には、影響がでる可能性はあります。現状、この方法2で解決していることを確認しています。

Windows10の場合

【Windows 10】IPv6を無効化する設定方法と元に戻す(有効化する)方法

macOS の場合

macOS 10.15 CatalinaではWi-FiのメニューバーアイコンをOption+クリックすることでIPv6アドレスが表示されるように。

詳細は契約されているインターネットプロバイダへ問い合わせてみてください。

記事を評価する(This article is evaluated): [1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars] 未評価(Not Yet)
読み込み中...