本研究所だけでなく必要に応じて関連機関への情報基盤、情報発信ためのハードウェアやソフトウェアを提供・支援しています。特に近年は、Global COEプラグラム「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」(2007 – 2011年度)において、Webベースの情報発信ツールである「Content Management System (CMS)」を利用した産学官連携によるウェブサイト開発・構築についての新たな試み(*1)をし、一定の成果を挙げることができました。
*1: 「大学がオープンソースコミュニティに貢献する(関連記事)」「GoogleMapsAPI をGeeklogで使う簡単便利なプラグイン」(Global COEプログラム)
2012年度は、2011年度より利用し始めたCMS「WordPress」の研究開発を開始し、WordPressコミュニティ(WordBench京都等)と連携しながら開発したツール類の一部を公開(開発したツール)するなど、社会貢献的活動も視野に入れて活動しています。
- [主な支援活動]
- 本研究所・研究部を基軸に置き、所員が快適に研究・研究支援できるような様々なサポートを行っています。
効率的に行うための骨子は、問題の予防・早期発見を如何にして行うかです。そのために、事前予防可能な対策および常日頃からの情報収集やコミュニケーションを密にすることを心掛けています。
300台弱ある所内PCの日常的なソフトウェア、ハードウェアのトラブル応対やセットアップ、導入に際してのコンサルティング、サーバの管理運営(サーバは一元管理)、共用ルーム(コンピュータ室、GISラボ室)の情報基盤管理運用など幅広い業務内容があります。コンサルティングにはプロジェクト支援等も含まれます。詳しい内容は所内サービスをご覧下さい- ヘルプディスク
- コンサルティング
- 端末セキュリティ対策
- ネットワークサービス提供
- 開発(システム・データベース)
日常業務以外の主な活動
日常的なサポート業務を除いた、年度ごとの主な活動内容です。
2013年以降
東南アジア逐次刊行物データベース構築研究会を基軸として、科学研究費基盤(C)や共同利用・共同研究拠点の公募共同研究等での共同研究にて、東南アジア逐次刊行物総合目録データベースの開発ならびにこれにまつわる技術供与(さくらサイエンスプログラム)や情報発信(京都大学アカデミックデイ2015、図書館総合展)を展開しています。
また、GoogleヘルプフォーラムやWordPressコミュニティ(WordBench京都や大阪)、に参加し、WordPress 公式イベント(WordCamp Kansai)やオープンソース系イベント(関西オープンフォーラム)の運営側の一旦を担うなど、プラグイン開発や公開、技術サポート、発表、ハンズオンなど、積極的に得た技術の社会還元を展開しています。
2012年度(予定含む)
- 国内図書館・室および研究者と連携した東南アジア逐次刊行物統合目録データベースの拡張(本研究所共同研究 2011-2012年度)
- 電子出版に関する研究開発(EPUB等)
- CMSを利用したホームページのシステム構築・開設支援
- 頭脳循環を加速する若手研究者戦略的派遣プログラム「アジア・アフリカの持続型生存基盤研究のためのグローバル研究プラットフォーム構築」HP
- 「ライフとグリーンを基軸とする持続型社会発展研究のアジア展開」HP
2011年度
- 国内図書館・室および研究者と連携した刊行物の東南アジア逐次刊行物統合目録データベース(本研究所共同研究 2010-2011年度)
- CMSを利用したホームページのシステム構築・開設支援(5つのサイトを開設)
- 図書室HP
- 編集室HP
- 情報処理室HP
- 和文誌『東南アジア研究』HP
- 科学研究費補助金(基盤研究S)「東南アジア熱帯域におけるプランテーション型バイオマス社会の総合研究」HP
2013年1月10日 情報処理室長・木谷